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店主徒然日記 Master's Diary 店主が綴った何気ない一日。日常にある微笑庵の姿をご覧ください。 写真'紫福' 店主徒然日記
店主徒然日記
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2月14日
【笑顔】

『 朝日ぐんま 』 のコラム 「 そして いま 」 に私のことを掲載いただきました。

店名も個人名も書いていないので、わかる人にしかわからない内容です。

書いていただいた、私自身、初心を思い起こす心境です。

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『笑顔』

このごろ涙もろい。とくに笑顔に弱い。つらいこと悲しいことが多すぎる。

笑顔にふれると忘れたものに出会ったような、懐かしさがこみあげる。

▽ 県民ホールでのグッドデザインぐんま展。ここで、いい笑顔に出会った。

高崎市の和菓子屋さんの3代目(33)がそうだ。

今年いちばん気に入った餡(あん)ができた、ぜひ食べてもらいたい。

そういって彼は声をはずませた。

▽ 大学で経営学を専攻し、創業75年の店を引き継いだ。

開高健の「オーパ!」に魅せられ、紀行家を夢に描いたこともあった。

でも、何より和菓子が好きだった。

いろんな和菓子屋を見て歩いて、千葉・市川市の和菓子屋の主人を師匠と決めた。

 ▽ この仕事は生半可ではない、私は好きでやっている。その言葉に突き動かされた。

面識もツテもなかったが、頼み込んで弟子入りさせてもらった。92年の春だった。

3年間住みこみで修行。1年半たってからやっと菓子にさわれた。 

▽ だからこそ、餡にさわれる喜びを知った。

その師匠は「こし餡は藤色の紫をめざせ」と教えてくれた。餡だけは誰にも負けたくない。その意地でがんばってきた。そして12年目の春、ようやく「最高の餡の色」をつかんだ。

▽薦められるままに桜餅を食べた。淡いピンク色の焼き皮と薄紫色の餡。

ほのかな色合いと甘さが春を告げる。ここまでよくがんばったなと思う。

そのとたん、こちらも笑顔がこぼれた。

( 前橋総局 白石 陽一)

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いちご餅 
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2月10日
【恩師】 〜 大木 紀元 〜

『グッドデザインぐんま』で微笑庵が表彰されたことは昨日書きましたが、

デザインは『大木 紀元』先生によるものです。

日本の伝統・文化・美に基づく、気品あるデザイン。

また、単なるデザインだけではなく、

ネーミングやストーリーも、豊富な知識と経験に裏打ちされた、奥深いものです。

大ブーム「ダッコちゃん」の産みの親として有名ですが、

それは一面に過ぎず、多彩なご活躍をされています。

現在、『上毛新聞』紙上にて、オピニオンを連載中。

下記のリンクから、オピニオンを読むことが出来ます。

 ◆ 「群馬の知のDNA 志ある市民の和で継承」(2004.6.18)

 ◆ 「文化の泉づくり タウト通し逸材育てる」(2004.4.8)

 ◆「ふるさとの振興 タウトの夢の続き担う」(2004.1.29)

 ◆「ふるさと望景 遠きにありて思うもの?」(2003.11.22)

【開発秘話】

大木先生に初めてお会いしたとき、

お茶菓子としてお饅頭を差し上げました。

「田舎」という名の薯蕷饅頭。

名前こそ田舎ですが、丹波大納言の粒あんを秘めた極上の薯蕷饅頭でした。

私にとって、そのお饅頭は「田舎」であったかもしれませんが、

先生にとっては違っていました。

その後、デザインのみならず、マーケティング全般に渡りご指導頂くわけですが、

そこでご提案頂いたのが『名残の雪』。

「田舎」という名でお盆に並べられているのと、

『名残の雪』という名で、美しい意匠をまとい、物語を秘めたものと、

どちらが商品にとって幸せか、お客様にとって幸せかは明白です。

『 味匠と意匠が、互いに競い合い、磨きあう店こそ名店の条件 』

大木先生の言葉より。

【略歴】

一九四〇年高崎生まれ。

一九六〇年、『ダッコちゃん』人形を企画デザインして大ブームをおこす。

群馬県では「高崎市市制百周年」「21世紀の森」のロゴマーク等のデザイン。

ブルーノ・タウトのテレビ番組の企画プロデュース。

現在、県委嘱のマーケティングアドバイザーとして各市町村及び企業を指導中。

大紀デザイン社長、ヘリオス会病院理事。

今春開学の創造学園大学では芸術学科主任教授。

著作に『運命の出会い・その光と影』 『日々の !? なるほど歳時記』 ほか多数。

日本ペンクラブ会員。

『名残の雪』 タウトが見た雪景色を意匠化
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2月9日
【グッドデザインぐんま 2年連続選定】

グッドデザインぐんま』は、群馬県が主催し、

「経営戦略へのデザイン導入を促進するとともに、

デザインに対する理解と関心を高め、

個性的で豊かな県民生活を実現を図る」

ことを目的に、平成5年から実施されています。

微笑庵は認定のみならず、2年連続で表彰を受けました。

2月5日の表彰式では、小寺知事直々の表彰。

平成15年度

  奨励賞 『名残の雪

    認定 『山濃べ

    認定 『笹のしずく

平成14年度

  優秀賞 『嘉祥献上最中』

    認定 『栗ぜんざい』

『グッドデザインぐんま』の詳細は下記のリンクをご参照下さい。

 ◆グッドデザインぐんま

 ◆平成15年度選定商品

 ◆平成14年度選定商品

5日から9日まで、群馬県庁1Fロビーにて、

下記の写真のように展示させていただきました。

名残の雪 笹のしずく       山濃べ
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2月3日
【販売拒否】

タクシーで「乗車拒否」にあった、というのは聞いたことがあります。

しかし、お買い物にいって「販売拒否」にあう、というのは稀ではないでしょうか。

東京のある洋菓子店。

雑誌に掲載された美しいケーキの数々に魅了されてその店に向かいました。

あいにくの天候の中、場所がわからないのでタクシーに乗って。

車から降りて店に入るほんの僅かな間にずぶ濡れになる、そんな日こと。

ショーケースのなかには雑誌の写真とたがわぬ美しいケーキが整然と並んでいました。

私 :「これと、これと、これを下さい。」

店員:「お持ち帰りのお時間は?」

私 :「2時間くらいです」

店員:「申し訳ございません。30分以上持ち歩くお客様にはお売りできません。」

・・・

以下、私がどんなに苦労して買いに来たのか説明しても、

実は30分で帰れると力説しても全く聞いてもらえず、

結局、焼き菓子だけしか買えませんでした。

帰り道、融通の利かない店員に腹を立てていたのが、

次第に店主への尊敬へ変わって行くのに、自分でも驚きました。

もし、自分だったら。

自分の作った商品の賞味期限をわずか『30分』に設定できるだろうか?

大雨の中、遠方からわざわざ来店してくださった方に販売拒否できるだろうか?

いづれにしても、腹が立つほどこだわりの名店に違いない。

悔しいので、あえて店名は秘します。

これは半年前の話し。

先月の日記で書いた「コンクール表彰式」の折、

実は再挑戦したのですが、そのお話しは後日。

  ヒント。どうしても店名を知りたい方はメール下さい(笑)
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