良いもち米を手に入れるのは難しい。
なぜなら、もち米よりうるち米を作った方が、生産者は確実に儲かるから。
よって、著名な米どころほど、もち米の生産量は極めて少ない。
そして「新潟」や「魚沼」を冠したニセブランド米があまりにも多い。
昨年、「秋田産」のもち米を材料問屋に注文したら、
届いた米の袋には「新潟米」!
問屋にクレームをつけると、
「この袋で納めると、かえって評判がいいもんで。」
米屋、問屋の常識は、完全に欠落している。
米袋の産地はまったくあてにならない。
また、見分けるのが大変困難。
小豆のように見た目の違いが少ないので、
実際に蒸し上げて、搗いてみないと、
良し悪しがわからない。
そんな中、修行中の親友の紹介で、
究極のもち米に出合うことになる。
【魚沼こがね米】
親友とともに、まさに収穫直前の田んぼを見せていただいた。
新潟の稲田というと、大規模な水田を想像していたが、
魚沼は、山間の村。
『棚田』である。
しかも、田んぼの上に民家がない。
田んぼの水は100%湧水のみ。
これほど恵まれた環境で育った米が、他にあるだろうか。
この米を菓子にできる奇跡。
このような機会に恵まれたことに心から感謝するとともに、
素材を活かしきることで、この米と、お客様に報いてゆきたい。
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