先輩の声

2013年入社
加部 さや

微笑庵、新卒入社第1号。
それでも和菓子職人として日々修行中です。

入社6年目の加部です。ここ、微笑庵では私が一番上の社員になります。
こちらでは年齢や入社した順番での仕事の優劣はありません。全員がどんな仕事も出来るようにする、ということを目標としています。
その中でも、働く年数が長くなる中で任せてもらえているという実感があるのは、職人仕事の中でも難しいと言われているつぶ餡炊きやカステラの焼成です。
あんこはお菓子の命とも言われるもので、最適な固さや豆の風味をいかに生かすかなど、学び続ける中でようやく少しずつ理解してきました。
カステラの焼成も、不器用な私は何度も失敗を繰り返す中で、ようやくコツをつかみ、やっと職人としての入り口に立てたかなという実感を覚え、今では一番好きな仕事になっています。ちなみに大変良い状態のカステラが焼けると普段よりもいい香りがする、と最近気付きました。
未だに難しいと思うのは社長の不在時に、一日の仕事をどう組み、誰にどの作業を行ってもらうかを考えること。こちらはまだまだ経験が足らず、こうすれば良かったと後悔することも多いです。その分、しっかり者の後輩たちに、いつも支えてもらっている感謝が尽きません。

一日の流れとしては夏場は朝の6時頃から、冬はまだ日の上らない5時頃から仕事は始まります。
始業するとまず開店までに仕上げる朝生菓子を作り終えてから、季節ごとに違う生菓子や焼き菓子を作り、昼休憩を挟んでから仕上げ作業や明日の仕込みをし、皆で分担して掃除をして一日の仕事が終わります。
冬の時期にはほぼ一日中、一番人気商品"ちごもち"を作る作業になります。技能士試験を受ける場合は練習時期が被ってしまうため、体調管理や普段からの体力作りが何よりも重要になります。
終業時間はおそらく他のどの職場よりもきちんとしていて、どの時期も15時頃には仕事が終わります。
その後の時間は技術の研鑽に励んだり、習い事に当てたりとプライベートもしっかり確保されています。私はコンテストの作品作りや茶道教室、和菓子の歴史や原材料についての勉強をして過ごしています。

私の好きな微笑庵のお菓子

かすてら

私が一番好きなお菓子はやっぱりかすてらです。長崎のかすてら屋さんのレシピを元に、今は亡き会長が試行錯誤して作り上げた秘伝のかすてらは、他のお店のものとは違う味わいがあるように思います。
一人かすてらの焼成を行っている時、日によって出来具合が変わってしまって絶望的な気持ちになる時も、このかすてらを伝えて下さった会長の事を思い出すと”絶対に諦めない”と腹の底に再びグッと力が入るのです。

2013年入社加部さや

2013年度入社、東日本製菓技術専門学校卒業。
和菓子一級技能士、職業訓練指導員免許取得、英検2級、書道二段。
原阿佐緒短歌賞奨励賞
平成19年度少年の主張高崎市大会優秀賞
お~いお茶新俳句大賞佳作特別賞
東日本製菓技術専門学校学園祭個人作品金賞

趣味は茶道とサイクリング。2020年榛名ヒルクライム出場を目論み中。
就職ガイダンスでの社長のお話に感銘を受け、入社を決意。
これからの目標はお菓子にまつわる知識の更なる向上と、日本全国の銘菓といわれる和菓子を食べ歩く(制覇する)こと。